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認知症の日常生活におけるケア

認知症の方の家庭での介護は生活の一部ではなく、日々の生活そのものといえます。その中に「思いやり」という名のエッセンスをほんの少し加えるだけで、介護する側もされる側もより快適に過ごすことができるはずです。そこで、このページでは、日常生活におけるケアを具体的に説明します。

身だしなみ

着替え

衣類の着替えは多少時間がかかっても、なるべく自分で出来るよう工夫してあげてください。そのためにも、あらかじめ着る順番に一枚ずつ重ねておきます。また、ボタンやファスナー、ホックなどがあると着替えがし難いので、マジックテープにしたり、ゴム入りのズボンにしたりするといいでしょう。

整容

オシャレは精神的な張りを与えるので、頭髪やひげは毎日整えてあげましょう。また、爪きりや耳掃除は定期的に行ってください。洗顔や歯磨きに関しては、なるべく自分で出来るよう手真似と言葉で教えます。出来ないときは、介護者が各々を拭いてあげましょう。

食事

食べ物は適温にし、食べやすいよう柔らかく調理します。また、時間がかかっても決してせかさず、ゆっくり食事が楽しめるようにしてください。認知症になると満腹中枢が侵され、何度もおかわりを求めてくることがあります。そのような場合は小さめのお茶碗でおかわりさせたりして、お腹を満たしてあげましょう。他の人の分まで食べてしまう場合は叱らず、「おばあちゃんの分はこっちだよ」と優しく教えてあげてください。認知症の患者さんにとって食事は楽しみの1つでもあるので、喜んで食事ができるよう環境を整えてあげることが大切です。

トイレ

まずはトイレへの道順を普段使っている言葉(便所やお手洗い、トイレなど)で示したり、トイレや廊下の照明を明るくしたりして、患者さんが自分でトイレに行けるよう工夫してあげます。その際、トイレの鍵は外からも開けられるものにしてください。日中は排泄のタイミングをみて「トイレに行く?」と声をかけたり、実際にトイレまで連れて行ったりします。なお、落ち着きがなくなったり、部屋中をウロウロしたりする場合は尿意や便意を催していることが多いようです。また、失禁に備えて「ポータブルトイレ」を用意しておくといいでしょう。

入浴

体に障害がなければ1人でも入浴できますが、事故を避けるためにも介助者がいると安心です。冬場は前もって浴室や脱衣所を暖め、温度が急変しないよう注意します。なお、湯の温度は少しぬるく感じられるくらい(40度)がベストです。タオルに石鹸をつけて手渡したら、洗える部分は自分で洗ってもらうようにし、手の届かないところは洗ってあげるようにします。また、洗髪も忘れずに行ってください。入浴を嫌がる場合は「お風呂から上がったらアイスを食べよう」などと患者さんが喜ぶようなことを約束したりして、入浴が楽しいイベントになるよう工夫するといいでしょう。

歩行

徘徊するようになると、何より怖いのが転んでケガをし、寝たきりになることです。寝たきりになると症状が進行し、介護する側もますます大変に・・・。そこで、まずは転んでケガをしないよう、敷居は高くないか、階段や廊下は滑りやすくないかなどを入念にチェックします。万が一、転んだときに家具の角に体をぶつけることはないかもチェックしましょう。また、1人で勝手に外出しないよう戸締りにも気をつけてください。徘徊感知機器を設置しておけば患者さんの動きを感知し、家族や隣人に通報してくれるので安心です。

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