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認知症介護の基本

大切な家族と言え、認知症の人の世話や介護は決して容易なものではありません。しかし、基本となるポイントを心得ておけば、いくらかでも気軽に対応や介護ができるようになるはずです。

介護者に求められること

自分の家族が「認知症」と診断された時、介護者に求められる基本的なことは“認知症の世界を生きる「患者さん本人」を理解すること”です。認知症の人には、認知症の人なりの世界があります。介護者の世界だけで認知症の人の世界を解釈せず、せめて半分くらいはその人の世界を受け止め、大切にしてあげてください。認知症の患者さんが今、何を思い、どんなことを体験しているのか。また、どうしたいと思い、何を願っているのか・・・ということを介護する側が考え、尊重することで認知症の人の自尊心を傷つけずに「したい」と思うことをその時その場だけでも満たしてあげることができるはずです。そうすることで患者さんは安心を得ることができ、介護者も安心できます。また、患者さんが今持っている力を見出し、それを手助けしながら、無理をせずにやってもらうという視点も大切です。このようなことを実践するために、求められる介護者の姿勢を以下でご紹介します。

同じ人間として接する

認知症という病気になっても、介護者と同じように人格と尊厳をもった人間であることに変わりはありません。縛ることは認知症の人の自由の権利を奪うことになるので、もってのほかです。

その人の生きてきた時代を知る

歴史の勉強をし、認知症の人を知る手がかりとしましょう。お年寄りはなぜアンパンが好きなのか・・・そこには戦後という時代を生き抜いた人にしかわからない、何か特別な意味があるはずです。

発症前までの生活を大切にする

認知症の患者さんは、ほんの些細な環境の変化で混乱してしまうことがあります。患者さんにとってなじみの顔や物、土地、これまでの習慣は大切にしていきましょう。

体の仕組みを知り、見守る

自分自身のからだを十分に理解することなしに、不調をうまく訴えられない認知症の人の体をケアすることは失礼にあたります。体の仕組みを知ることで、体に優しいケアができるはずです。

自分自身の行く末と思う

いつか自分が介護してもらう立場になった時、何をしてもらうと嬉しいですか?自分がして欲しいと思うことを、認知症の患者さんにしてあげる・・・という気持ちを持つようにしましょう。

介護者自身の限界を知る

認知症の介護には精神的、身体的にさまざまな負担を伴います。1人で抱え込まず、他者の力を頼るようにしましょう。これは決してあなたの力不足でも、恥でもありません。

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介護する側のケア

1日24時間、365日の生活の中で認知症の方を介護するのは容易ではありません。ストレスが蓄積され、体力も精神力も尽き果てた結果、燃え尽き症候群やうつ状態を招くことだってあります。それを防ぐためには、普段からの介護ストレスを少しでも軽減する工夫が大切です。外からの援助を求める以外にも、まずは自分の基本的な健康状態を維持しましょう。夜間も落ち着いて眠れないような状態は避け、ショートステイやデイサービスなどを利用し、少なくとも週1日は介護を離れるようにします。こうすることで心身ともにリフレッシュできるだけでなく、介護に対して前向きになれるはずです。また、目標を高くしすぎると、あとあと介護する側が辛くなってきます。100%完全な介護ではなく、70%を目指し、維持していくことが大切です。そして、明るい気持ちを失わず「この状態は決して長く続かない」と自分に言い聞かせて、最後まで諦めないようにしましょう。

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