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その他の認知症

アルツハイマー病や脳血管障害による認知症は有名ですが、他にも何種類か別の病気があります。病気が違うと治療法や対処法も異なるので、認知症では適切な早期診断が重要です。

レビー小体型認知症

この病気は一種のタンパク質からなる「レビー小体」が大脳皮質にたくさん現れ、神経細胞を壊していく病気です。物忘れなどの症状があり、いっけんアルツハイマー病にも似ていますが、幻視や妄想を起こしやすく、早期に手足のこわばりや動作の鈍さ(パーキンソン症状)もみられます。レビー小体病による物忘れはアセチルコリンの低下が関与しているため、これを増加させる治療を行うと改善することが多いようです。つまり、早い段階で確定診断に至ると、治療効果が期待できる疾患ともいえます。

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前頭側頭葉変性症(ピック病)

ピック病は若年性認知症の一種で、性格の変化や理解不能な行動を特徴とする病気です。現在、日本国内には1万人以上のピック病患者がいると推定されていますが、それを正しく診断できる医師が少ないため、アルツハイマー病と誤診されたり、うつ病や統合失調症などと間違えられたりして、不適切な治療やケアを受けているケースも少なくありません。ピック病は働き盛りの40〜60歳代に多く、脳の前頭葉から側頭葉にかけての部位が萎縮します。記憶力の低下を主症状とするアルツハイマー病に対し、ピック病は性格の変化や日常生活における異常行動が特徴です。進行すると記憶障害や言葉が出ないなどの神経症状が現れ、最終的には重度の認知症に陥ります。なお、原因や治療法についてはまだ解明されていません。しかし、脳血流を活発にする栄養補給や適切なケアによって進行を遅らせることは可能と考えられています。

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皮質基底核変性症

 

筋肉の硬さや運動の鈍さ、歩行障害などのパーキンソン症状と大脳皮質症状(手が思うように使えないなど)が同時にみられる病気で、身体の左側または右側のどちらか一方に強い症状を呈します。発病年齢は40〜80歳代と多岐にわたりますが、ピークは60歳代です。現時点では進行を止める治療法もなく、ゆるやかに進行します。進行度合いには個人差がありますが、発病後寝たきりになるまでの期間は5〜10年が多いようです。

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クロイツフェルト・ヤコブ病

 

脳に異常化したタンパク質「プリオン」が蓄積し、脳神経細胞の機能が障害され、海綿状の変化が出現する病気です。行動異常や性格変化、認知症状、視覚異常、歩行障害などで始まり、数ヶ月以内に認知症状が急速に進行します。発病から半年以内に自発運動はほとんどなくなり、最終的には寝たきりの状態(無動性無言状態)に陥って、1〜2年以内に全身衰弱、肺炎などで死に至ることが多いようです。この病気の治療法はなく、現在ヘパリン類似活性を有する薬物(ベントサンポリサルフェートなど)を脳室内に投与する治療の臨床試験が行われています。

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進行性核上性麻痺

 

脳の特定部位(脳幹など)の神経細胞が減少し、アルツハイマー神経原線維変化という異常構造が出現することで歩行障害や異常姿勢、動作緩慢といった症状を示し、進行するにつれ眼球の運動制限や認知症、構音障害、嚥下障害などの症状があらわれる病気です。発病時にはパーキンソン病とよく似た症状を示すため、区別がつきにくいこともあります。発症年齢は40歳以降で、ほとんどの人は50〜60歳代に発症しますが、この病気にかかりやすいようなライフスタイルなどは明らかになっていません。

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正常圧水頭症

 

脳室が拡大されていて、なおかつ特徴的な症状があるものの、頭の圧力は高くない特徴をもつ水頭症です。歩行障害や認知機能障害、尿失禁を3大症状とし、認知症状に関しては自発性および意欲の低下、注意力障害などがみられます。呼びかけや問いかけに対する反応が遅くなり、注意力も持続しません。また、歩行が不安定になり、一日中テレビを眺めていたり、ボーッとしたりする姿もみられます。他の認知症と違い「正常圧水頭症」は治療が可能なので、思い当たる症状のある方は早めに病院を受診しましょう。

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