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認知症の原因となる病気

認知症を引き起こす病気はさまざまで、その数なんと70種類にも及びます。中でも「アルツハイマー病」と「脳血管障害(脳梗塞など)」による認知症は多く、これら2つの混合型もあわせると認知症全体の約8〜9割を占めるそうです。【アルツハイマー型認知症】【脳血管性認知症】については各ページで詳しく解説しますが、まずは認知症の原因となる病気をざっと見ていきましょう。

脳血管性疾患

脳血管障害

脳血管が障害されると脳細胞に十分な血液が行き渡らず、部分的に機能が失われ、認知症となる。

退行変性疾患

アルツハイマー病

脳の神経細胞が変性あるいは死滅し、脳が萎縮して認知症をもたらす。

進行性核上性麻痺

眼球が垂直方向に動かない、転びやすい、構音障害などの症状があり、認知症を合併する。

パーキンソン病

動作が緩慢になり、手足の震えや筋肉の萎縮などもみられ、後期になると認知症を伴うこともある。

びまん性レビー小体病

脳幹や大脳皮質にレビー小体が蓄積され、パーキンソン病様の症状や認知症があらわれる。

ピック病

特有の人格変化、反社会的行動、反道徳的行動などの主症状があり、次第に認知症が加わる。

ハンチントン舞踏病

性格変化を主とする精神障害や舞踏様付随意運動が現れ、大脳の萎縮などが認められる。

ALS様症状を伴う認知症

運動神経の細胞が消失していき、運動機能障害を起こす病気で、まれに認知症を伴うことがある。

大脳皮質基底核変性症

前頭・頭頂葉の皮質および皮質下諸核の神経細胞が侵され、認知症などの症状があらわれる。

内分泌/代謝性
中毒性疾患

甲状腺機能低下症

甲状腺ホルモンが不足すると、脳の代謝も低下し、認知症を呈することがある。

下垂体機能低下症

下垂体または視床下部の障害によって、下垂体から分泌されるホルモンが低下することで起こる。

欠乏症

ビタミンB1

ビタミンB1が欠乏すると、脚気や認知症によく似た症状を示すウェルニッケ脳症をもたらす。

ビタミンB12

ビタミンB12の欠乏が発見されないままでいると、記憶の減退や困惑、認知症につながることもある。

ペラグラ

ナイアシンの欠乏によってペラグラが起こり、この治療が行われないと認知症の状態に至ることがある。

肝性脳症

肝機能の極端な低下によって意識障害や精神症状が起こり、認知症をもたらすこともある。

低血糖症

血糖値が下がりすぎて身体の活動性を維持できなくなり、その後遺症として認知症を残すことがある。

アルコール脳症

アルコールを長期・大量に服用することで神経細胞が死滅し、認知症になる可能性もある。

薬物中毒

有機溶剤などの薬物による中毒症状で、認知症を伴うこともある。

感染性疾患

クロイツフェルト・ヤコブ病

異常タンパク質による感染で脳に海綿状変化がみられ、認知症などの症状が急速に進行する。

亜急性硬化性全脳炎

麻疹ウィルスの長い潜伏期の後に発症する病気で、脳の萎縮などが認められる。

進行性多巣性白質脳症

大脳白質の髄鞘が至るところで破壊され、視力障害や認知症などの症状があらわれる。

脳炎・髄膜炎

細菌などによって脳や髄膜が破壊され、頭痛や発熱、意識障害などが起こる。

脳腫瘍

脳の中に細菌感染が起こり、膿が溜まった状態。主に頭痛や発熱、倦怠感などの症状がある。

進行麻痺

梅毒に感染後10〜20年で認知症を発症し、放置すると進行性の経過を辿って死に至る。

腫瘍性疾患

脳腫瘍

腫瘍の局在によって多種多様な神経・精神症状、内分泌症状を呈する。

髄膜浸潤

腫瘍細胞が脳表の髄膜に浸潤し、意識障害や精神障害をきたす。

外傷性疾患

慢性硬膜下血腫

頭部外傷から1〜2ヶ月後、硬膜の下に出血が起きて脳を圧迫し、認知症などの症状があらわれる。

頭部外傷後遺症

頭部に外傷を受けた後、麻痺や言語障害、認知症などのさまざまな障害が残る。

その他

正常圧水頭症

髄液圧が正常にも関わらず、髄液循環障害によって脳室が拡大し、認知症などの症状をきたす。

多発性硬化症

脱髄斑が至るところにでき、それを繰り返す病気。まれに認知症などの症状が現れることもある。

神経ベーチェット病

神経症状が前面にでるベーチェット病で、急性タイプ(脳炎など)や認知症などの慢性タイプがある。

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